仮面リング

jazzydays2016-02-22

MM地区の総合病院にて
乳がんエコー再検査。
「まず大丈夫」
「いやひょっとして」
さまざまな思いが交錯する。
結果が出るのは桃の節句翌日。
今日は実によく歩いた。
バテた。
昼飯はマイ社食と化した
ブラッスリーにて
メカジキのポワレ
いつもなら満腹するのだが、
ナゼか物足りない。
で。
早めの晩飯を某老舗蕎麦処の支店にて。
頼んだもの?
もっちろん鴨だ!
さすがに自分でも呆れるわ。
でも好きなんだから仕方ねえ。


梅の里で知られる近所の公園。
この日曜日は梅祭りだった。
敷地内にやぐらが組まれ、
下手なアマチュアバンドが
懐かしのグループサウンズ
コピーしていた。
きっと屋台も出ていただろう。
大勢の地元客でにぎわっていた。
しかし。
最近めっきり心に
余裕がない不肖キツネ。
楽しむ気分にはなれず、
そそくさと通り過ぎる。


左手薬指に指輪をはめている
男性が恋に落ちた。
が。
今さら指輪をはずせない。
新婚時代ならともかく、
古女房とエロエロラブラブでもないのに
指輪をはめっぱなしの
自分にイラついている。
何より。
彼女に薬指を見られるのがつらい。


そんなケースは
数えきれないほど存在するんだろう。
指輪って何?
見栄?
義理?
社会的なステータス?
結婚という格闘技のリングを
象徴する直径十数ミリのリング。
それが持つ重さ。


アクセサリー類は
一切つけない不肖キツネ。
物理的に鬱陶しいのみならず、
社会的な意味が苦手なんである。
何せ。
トシを重ねたとは言え、
今も昔も野生動物っすから。
首輪も指輪も似合わねえ。