ナニモノ

jazzydays2015-09-17

朝井リョウ直木賞受賞作
「何者」をイッキ読み。
とてつもなくみずみずしい。
そしてヒリヒリと痛い。
ツイッターを軸に展開される主題は就活。
まさに。
この時代、この世代の作者でなければ
生まれ得なかった作品だろう。
旬を逃さず読むなら今。


それにしても晴天が続かない。
どころか。
チリから津波が到達するとか。
さらには新たな台風も
列島を窺っているらしい。
まっこと。
次から次へと天変地異。


薄ら寒い部屋で膝を抱えていると、
自分が向かう先など
もはや存在しない事実を
否応なしに突きつけられる。
しらじらとした空白には
せっせと活字を詰め込むに限る。
音楽は饒舌に過ぎるのだ。
特に。
人の歌声は鬱陶しい。
後半生というささやかな
日々のドラマにBGMなんざ
要らねえんだよ。
いわんや主題歌をや。