隠れ満月

jazzydays2015-08-30

8月も終わりじゃ。
前半の炎暑が冗談のような
肌寒さが連日続く。
こーやって秋はいつの間にか始まり、
いつの間にか去るんだわ。
年々。
秋という季節の存在感が
薄らいでる気がしませんか。
本日は満月だったが、
あいにくの秋雨前線滞留中にて
目にすることあたわず。


羽田圭介芥川賞受賞作
「スクラップ・アンド・ビルド」読了。
テーマは介護。
お笑いに題材を取りつつ、
やたら観念的な又吉直樹
同時受賞作「火花」とは全然、
肌ざわりが違う。
端的に言えば。
生きてる、ってこーゆーことよね。
日々単調な繰り返し。
だからこそ愛おしい営みの数々。


早くも満月は欠け始め、
フェイズは新月へと向かっている。
そして再び満月へ。
永遠のリピート。
目に見えても見えなくても
月は常にそこにある。