8月9日である。
合掌。
黙祷。
広島に投下された
爆弾の名はリトルボーイ。
長崎のそれはファットマン。
小僧っ子にデブ男。
何とふざけた名であろうか。
人類史上未曾有の
民間人殺戮兵器が、である。
戦後70年首相談話の内容が
どうなるのか論議を呼んでいるが、
何よりも日本国民へ向けた
力強く肯定的なメッセージたれ、
と切に切に願う。
そもそも。
他国の顔色を窺うために
出すものでは断じてないのだから。
経済的にも軍事的にも
持たざる者は常に持つ者に
敗北し蹂躙されてきた。
サッチャーの指摘を待つまでもなく、
日本は核を持たなかったがゆえに
核を落とされたのだ。
核廃絶？
寝物語としてはいいだろう。
が。
保有国は決して手放すはずがない。
あえて言えば。
地球上唯一の被爆国・日本以外に
核保有を許される国など
存在しないのである。
誰よりもその危険性と
悲惨さを知る国が保有する。
他国にとってそれがどれほど
大きな脅威となることか。
断捨離バヤリの昨今だが、
こと国防力・抑止力に関しては
「持つ」ことがキーポイントとなる。
何よりも。
戦争を回避するために。
我が国が未来永劫存続するために。
弥栄。
