輪廻の呪縛

前回の続き。
6年以上の
つき合いになる盟友スミカは
アロマセラピーの
達人であると同時に、
優れたヒプノセラピスト
でもある。
不肖キツネも
彼女のもとで
何十回となく
退行催眠（前世療法）
を経験したが、
ある時を境に
キッパリやめてしまった。
「これ以上、前世のアルバムを
　眺め続けていても
　ラチがあかん！」
という「気づき」が訪れたためである。
過去を旅するのは楽しい。
（左脳優位ゆえ毎回スムーズに
　運んだとは言い難いものの。）

だが。
繰り返し繰り返し戻らねば
現時点に立ち返れないんじゃあ、
オナニーと同じじゃね？
今、目の前のココにこそ
フォーカスせんでどうする。
エックハルトが言うように
"If not NOW, When?"
ってことよ。

The Power of Now: A Guide to Spiritual Enlightenment

ブライアン・ワイス博士の
「魂の伴侶」や「未来世療法」は
非常にドラマチックで、
思わず涙しながら
読んだものだが、
スミカいわく、
あのようなケースは
滅多にないそうだ。

魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅 (PHP文庫)

未来世療法 (PHP文庫)

今生は前世のコピーではない。
以前と同じことをリピートするだけならば、
わざわざ転生してきた意味がないのである。
何かしら過去とは異なる学びを経て
前進せねばならんのだ。
ただいまヘミシンク関連の本を
まとめ読みしておるのだが、
うち1冊より重要と思われる部分を引用する。

≪過去世で関係があったからといって、
　今世でも同じような関わり方を
　するとは限りません。
　現在は現在、
　過去は過去なのです。
　知ることは確かにより広く大きな
　視点を与えてくれますが、
　それだけを基に行動したり発言したりせず、
　現実で起こってくることを
　しっかりリンクさせ、
　慎重に判断する必要があるのです。
　他の人に関係するようなことは
　特にその必要があり、
　伝えなければいけないときには
　自然とそうなるのだと、
　次第に思うようになりました。　
　　　（中略）
　過去世はただそれを知ることよりも、
　その中で今の自分に引き継がれたことが
　何かを理解するほうが、
　はるかに重要だということです。
　それを知り、今この毎日の中で　
　その学びを解消するために行動すること、
　それが過去世を知る意義なのです。≫

2012これが新世紀の生き方だ―ヘミシンク技術が開いた宇宙とつながる法則

水瓶座の時代のエッセンスは
ドグマやパワーゲームから解放された
「ゆるい連帯」にある。
SNSはその最たるものと言えるだろう。
輪廻に自らすすんで呪縛されることなく、
ひょいひょいと踏み石を
飛び越していくようなノリで
前を目指す。
"Let go" する勇気。
それがあまたのセッションと
出会いを通じて得た
古ギツネなりの学びである。
そう言や。
今日は自殺した昔の男（作家M沢C廉）の
誕生日であったな。
画像は某夜の熟女二名飲み現場。
すべてFUJI XF1にて撮影。

絶品・まぐろのテールステーキ。