英国レスターの駐車場で
発掘された男性の遺骨が
リチャード三世のものと
ほぼ断定された。
おお。
よくぞ戻ったグロスターよ。
今こそ汚名をそそぎ、
復権を果たすのじゃ!
「馬のかわりに
オレの王国をくれてやる!」
ただいまキミの王国は
牛肉を騙った馬肉騒ぎだよ。
何とも皮肉なシンクロじゃのう。
遺骨に見られる歪曲した背骨は
まさしく。
シェイクスピアが描いた
あのグロスター公リチャードを
彷彿とさせる。
さらに。
遺骨からコンピュータ復元された
リチャードその人の
生前の顔はジョセフィン・テイの
小説「時の娘」が見事なまでに
推測した通りの人柄を
映し出してあまりある。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20070714
レスターの遺骨が
リチャード三世ではないか、
とは発見された昨年来、
噂されてきたのだが、
今年になって確定するのが
何とも意味シンではないかい。
さあ。
古典の逆襲が来るぞよ。
オトナの隠微な愉しみは
歌舞伎、
狂言、
クラシック、
文士烈士の墓参り、
そして昼の蕎麦屋酒。
古典ほどロケンローな
モノはないんだよ。
長い長い歳月を経て
なおも生き抜いてる事実、
イコール元型の宝庫なんだよ。
ポッと出のヒヨッコの
オママゴトとは
格がケタが違うんだよ。
敬遠してちゃあ
もったいねえ、
もったいねえ。
適菜収(てきな・おさむ)の
最近の名言「古典を読もう」から引こう。
≪情報過多の時代である。
最先端の情報には多くの
ゴミが混ざっている。
よって、こうした時代においては、
知らなくてもいいことを
知らずに済ますための技術、
読まなくてもいいものを
読まないで済ますための
努力が必要だ。
(中略)
いわゆる「読書論」は
星の数ほど存在するが、
歴史上のあらゆる優れた人物が
指摘しているのは、
多読ではなく精選である。
(中略)
悪書は時間だけでなく
精神の健康をも奪う。≫
(2月5日付産経新聞)
悪書に加えてテレビもじゃ!
と力説したい。
A日、M日、C日に代表される
反日新聞も当然である。
ところで。
新聞の発行年月日を
注意深く見たことあるかい?
大方の新聞が西暦優先、
カッコ付で元号を表示しているのだが、
産経新聞は元号優先、
西暦がカッコ付なんだよ。
さっすが。
コシもハラも据わってんな。
適菜収に話を戻す。
気鋭の哲学者/論客として
メキメキ頭角を現している彼。
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数年前は「適菜?ソレ誰?」的な(笑)
感じであったが、
やっぱコレ↓は秀逸だったぁね。
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
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そう言えば。
市川團十郎丈の
お弔いは神道形式だったそうで。
成田屋だから、
てっきりゆかりの
成田山新勝寺で行うもの、
とばっかり思っていたから
新鮮な驚きであった。
諡号は瑞垣珠照彦命(みずがきたまてるひこのみこと)。
どうかごゆるりとおやすみくだされ。
右上画像は昨年暮れ新調した
お賽銭専用小銭入れ。