北一輝がその生涯で
最も信頼を寄せた腹心、
西田税(にしだ・みつぎ)。
75年前の8月、
師とも父とも仰ぐ北と
一緒に処刑された彼は
病を得て退役するまで
陸軍少尉であった。
現役時代の西田24歳の折に
書かれたミニ自伝をひもとくと
こんな記述がある。
≪休日には必ず宮城(皇居)、
靖国神社に参拝した。
しかして後、或いは
青山に大将乃木を弔うた。
松陰神社に維新の志士を弔うた。
牛込に山鹿素行先生の墓を訪うた。
小塚原に維新烈士の遺跡を尋ねた。
小塚原に橋本左内先生の遺跡見当らざるに、
寺内最も整容を示せる一墓石を
それならんと脱帽しつつ近づき、
鼠小僧次郎吉の墓なるに吃驚相顧みて
苦笑禁じ得ざりしが如きこともあった。≫
見よ。
この足跡を。
やはり西田もまた
インディー巫女だったのだ。
この自伝をしたためて十余年の後、
自分を慕う磯部浅一が
自分と共に処刑され、
よもや小塚原に葬られようとは
当時の西田自身、知る由もなかったであろう。
それでも。
北〜西田〜磯部〜三島に
連綿と続いたミームは
受け継がれておりますぞ。
脈々と。
間違えようもなく。
ほれココに。
不肖キツネの血管に。
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≪歴史的偉業とは、
常に当人の無自覚によって達成される。
そして常にその時代が持つ
「時代意識」の無理解に
直面せざるを得ないのだ。
その真価は後世の人類によってしか
理解されない。
...............
あらゆる「反」がつく行動も、
それが日常性を帯びれば
一つの伝統に化けるのだ。≫
by 濱田政彦
≪もうすべては終りだ。
国家社会主義(ナチス)は死んだ。
もう決して立ちあがることはないだろう!
あるいは百年後に同じような思想が
信仰の力とともに興り、
世界中に広がるかもしれない。
ドイツは実際にはわたしが
国民のために定めた使命を遂行する
準備もできていなかったし、
それに必要な力も持っていなかったのだ。
わたしはいまや運命の命ずるところに
従わねばならない。
船長もまたこの船と運命をともにする。≫
by 最期を覚悟したアドルフ・ヒトラー
うぬ。
これなるインディー巫女もまた、
野良の方舟の船頭として
漕ぎに漕いでおるのだが。
ふと船内を見やれば。
乗客・信者・水先案内・船頭、
ぜーんぶ合わせて己ただ一匹。
なーるほど。
それゆえ。
ワシは14歳にして
すでにランボーであったのけ。
気づくのが遅すぎたわな。
不世出のパンク詩人については
まだまだ書きたいのだが、
今日のところはこれまで。
画像は店頭に並び始めた秋の味覚。
告知が遅れましたが
今夕(25日18:30〜)は
恒例カフェ講座でございます。
今回よりテーマは「ぐるなび12星座」。
当日単発参加歓迎。
店に電話してね。
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毎月第2第4土曜日開催。
以降の内容は
「ラブ&エロス12星座」
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「ファッション&ビューティー12星座」
「ラーニング&ワーキング12星座」
「ホビー&スポーツ12星座」
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等々を予定しています。
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って人は講座後の「ゆる飲み」参加のみも可。
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