ビッグバン大祓

jazzydays2011-07-02

反化粧、
じゃない
半夏生でありましたが。
タコ食い忘れた。
まっいっか。
カラダの記憶に根ざしてないのよね。
昭和中期〜後期の
横浜において「タコ食い」が
ポピュラーだった覚えがない。
習慣だった?
あらそう。
ついでに。
我が家の盆は8月なのだが。
野菜で動物を作る
慣わしもなかった。
こればっかりは
両親の出身地および血縁の
影響によるところが
大きいのだろう。


6月末日、
夏越大祓は
長年、寒川神社
人形(ひとがた)を送付するか、
現地に出向くか、
のパターンが多かったのだが。
近年は行き当たりばったりに
近場ですませることが
多くなっていた。


本年は当初、
鎌倉の鶴岡八幡宮
予定していた不肖アタクシ。
大規模かつ有名なお社ゆえ
茅の輪くぐりの御神事も1日に4回。
我が家からも電車で20分。
すこぶる参加しやすいのである。
が。
突如。
急遽。
直前に行き先変更。


吉凶とりまぜ。
エポックメイキングな年であるのは
火を見るよりも明らかな本年。
何もわざわざ源氏の土地に出向かずとも、
という気が数日前からしていた。
その「内なる声」に
抗うのをやめたまでのこと。



向かう先は茅ヶ崎
第六天神社。
そうよ信長に取り憑いてた
魔王の御座所。
そのパワーを恐れるあまり
後年、あの秀吉が日本全国、
可能な限り廃社にしたという
神社の生き残り。


第六天魔王信長〈上〉織田信長 (角川文庫)

第六天魔王信長〈上〉織田信長 (角川文庫)


ただ。
明治の神仏分離以降、
御祭神は
オモダルアヤカシコネ
兄妹夫婦神に
変えられている。
この二柱の神々にも謎は多い。
御神名から読み取れるのは
宇宙創世期における混沌・生成。
ビッグバン直後の
壮大なエネルギー噴出。


ずいぶんと長らく
お参りしていなかったが、
ずっと頭の片隅から
消えたことのない神社であった。
思い立って104で電話番号を調べると
我が生涯を貫くマジックナンバー2ケタが
しっかり含まれているではないか。
よっしゃ。
方向転換の正しさを大いに確信。
神社に電話して御神事の
開始時刻をたずね、
いざ出陣。



自宅を出る前から
晴れてはいても雷ゴロゴロ。
現地直前でついに
ざあざあ降りとあいなった。
これもまた。
浄化の雨でありましょう。
その証拠に。
お天道様は照ってるんだよ。
いわゆる。
キツネの嫁入りでございます。



茅の輪を前にした瞬間、
本殿で「どん!」と
太鼓が鳴り響いた。
「遅かったではないか!
 待ちかねたぞ!」
と魔王が言ったようであった。
左〜右〜左と、
無限大「∞」の形に
茅の輪をくぐる。
短いが神聖なリチュアル。
雨は次第に小止みとなり、
境内を離れた直後に
私が目にしたのは。↓



あっ虹! 叫ばずにおられなんだ。


その後はヨシコと
桜木町で合流し直会
ビールビールひたすらビール。
このたびは珍しく料理の写真が皆無。
たぶん。
魔王が背中に乗っかったまんま
だったのであろう。
つまり。
撮る気持ちなんぞ
とっくに「食われた」んだよ。
日頃、左脳優位で小生意気なキツネ、
この手の憑依は大歓迎でございます。
光あるところ影あり。
今後どれほど優れた
師や教えに遭遇しようとも。
今生のアタクシに
「魔」はついて回る。
その確信は一度たりとも
消えたことがない。