R.I.P. ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ

jazzydays2011-04-21

うわあああああああああ。
何から書けばいいんだ。
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ逝く。
滞在先のトルコにて心筋梗塞で没。
享年53歳。
信じられない。
信じたくない。
パヴァロッティの明るさ、
カレーラスの陰り、
両方を兼ね備えた
私にとっては
同時代・不世出の
リリコ・スピントだった。


確かに。
スターとしての「華」には
欠けていたかもしれない。
それでも。
私は彼を愛してやまなかった。
シチリアパレルモ出身という
バックグラウンドも。
地味ながら愛嬌のあるルックスも。


初めて彼の声に接したのは
NHK教育TVで放映された
演奏会形式の「トスカ」。
1997年。
共演はレナート・ブルソンに
マリア・グレギーナ。
お世辞にも美男とは言いがたく、
(ハッキリ言ってイモっぽい)
ずんぐりした体型のテノール歌手から
発せられる切々たる叙情・熱情。
一目惚れならぬ一聴き惚れ。


それから。
何度となく彼の来日公演に
足を運んだけれど。
一生モノの思い出はやっぱり
サントリーホールでの
リサイタル最前列。
アンコール時に
聴衆総立ちとなっての
カーテンコールの中、
何を思ったか、
ステージ前に立っていた私に向かって
スッと彼が手を差し出した。
えっ。
なぜ私?
握ったその手の
汗ばんでずんぐりした
感触を今も忘れない。
合掌。



In Concert

In Concert


話は変わり。
本日。
春季例大祭靖国神社
自民党総裁・谷垣氏参拝す。
ちょうどリアルタイムで
氏のツイッター報告を目にし深く感銘。
そうよガッキー。
その意気やよし。
カリスマ性がないとか
迫力に欠けるとか
影が薄いとか
(どことなくラ・スコーラに
 通じるなあ)
イロイロ言われても。
私は魚座のアナタを愛してる。


同じく本日。
民主党代表・内閣総理大臣
福島を訪問し怒号を浴びる。
怒号だけですんで幸い(いや不幸だが)。
ニュース画像を見た方なら
おわかりでしょうが。
腰に手を当てたまんま
挨拶する姿に呆れ果てる。
(謝罪したくない深層心理がミエミエ。)


あの男に関しては
今さら言うまでもないが。
政治家以前に人として失格。
広島の平和記念式典に
「喜んで行きます」とか!
喜んで行くような場じゃねーだろ!(激怒)
(それ以前に消えていて欲しいが。)
一国の宰相に対し
ゴルゴや必殺仕事人の
登場を願う国民が多いという
嘆かわしい事実。
末世ここに極まれり。



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