理系文系陰陽不可分

jazzydays2010-01-20

青山圭秀、
久々の新刊読了。
理学博士号・医学博士号を
あわせ持つ
この人をあえて
形容するならば。
陰 極まって陽となる。
理 極まって文となる。
としか言いようがない。
理系と文系のハザマを
軽々と飛び越える
トリックスター的二義性。
今回の著作も
相変わらず
息をもつかせぬ
極上ノンフィクション。


神々の科学―奇跡の瞬間

神々の科学―奇跡の瞬間


その昔。
青山氏の出世作
『理性のゆらぎ』を評して
彼にはもともと
理性なんかなかった、と
のたもうた人物(某占術家)が
いたけれど。
そんなセリフを無防備に
吐けるアンタこそ
理性のカケラもねえな、
と思ったもんだわ。


理性のゆらぎ (幻冬舎文庫)

理性のゆらぎ (幻冬舎文庫)


確かに。
青山圭秀の著作は
その主旨を
受け入れる人と
受け入れられない人に
大きく二分されるであろう。
リアルタイムで
ほぼ全著読んできた私は
むろん前者である。
拙著にも彼の文章を
引用させていただいている。
だからといって
盲目的フォロワーという
ワケじゃないのは
当ブログを長らく
お読みの方々には
自明のことと思う。


しかし。
主旨に賛同するか否か、
なんてこたぁ
この際どうでもよろしい。
斜に構えることなく
サラッと読んでみな。
ところどころ
クスリと笑わせられつつ、
いつの間にか
「人生とは」
「神とは」
「宇宙とは」
「カルマとは」
「自由意思とは」etc.、
ディープな設問に
否応なく向き合ってる己に
気づかされるはず。


アタシもね。
ちょうど。
自由意思について
グダグダ考えてた折も折。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20100109#p1
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20100119#p1
非常にタイミングよかったのよ。
まっ。
この時期、
この本を手にすること自体が
すでに大いなる意図の
一部なんだろうけどさ。


≪神さまは準備のできたとき、
 地球の裏側からでも相応しい先生を
 連れて来るといいます。
 ですからそれまで、
 自分としてできることを
 準備していてください。≫


そして。
死ぬまで準備に
至らない人もいる。
いや。
むしろ。
大多数かもしれん。
準備不足の己に
気づいたとしたら
それだけで
もうけもん。



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