Tiny Tina

jazzydays2009-08-13

8月13日。
ティナ・ブルックスこと
ハロルド・フロイド・ブルックス
35年前のこの日 逝く。
享年42歳。
厄年真っ只中だったのね。
Tina という愛称は
小柄(Tiny)な体躯だったことから。
双子座生まれの彼には
双子の兄弟がいるはずだが、
健在なのかしら。


幻のテナー奏者と
呼ばれたティナ。
憂いを含んだ
ブルージーでくすんだ音色は
ソニー・クラークと並んで
本国アメリカよりも
日本で愛された。
生前発表の
リーダーアルバムは
下記のただ1枚。


トゥルー・ブルー

トゥルー・ブルー


ブルーノート
カタログ番号と
ジャケ写真まで
決まっていたのに、
お蔵入りのままだった
もう1枚のリーダーアルバムは
没後に発表された。


バック・トゥ・ザ・トラックス

バック・トゥ・ザ・トラックス


未発表テイク集は2枚。
いずれも名曲・名演揃いで、
なぜ発売されなかったのか
不思議である。


Minor Move

Minor Move


Waiting Game

Waiting Game


コンポーザー、
サイドマンとしての
腕も超一流。
数々の名盤で活躍を
繰り広げた。


オープン・セサミ+2

オープン・セサミ+2


シェイズ・オブ・レッド+2

シェイズ・オブ・レッド+2



確かな演奏力と
抜群の作曲センス。
心の奥底のヒダに
ヒシヒシと染み込む歌心。
世に名テナーと謳われる
プレイヤーは
あまた存在するが、
私にとっての
オールタイム・ベストは
常にティナ・ブルックスだった。
おそらく。
これからもそうだろう。


なのに。
なぜか地味な印象を
拭えない。
振り返れば。
没後30年の際も
誰も騒がなかったっけ。
その地味さが
また魅力だったりするんだが。


右上の画像は
ランドマークの某店にて。
ケーキなんぞ
久しぶりに食ったな。
何だか女の子みたいだぞ。
今日は。
実に20数年ぶりに
古い古い女友達と会った。
彼女は大学生を筆頭に3人の子持ち。


まるで魔法か?
ってぐらい、
彼女は変わっていなかった。
いやむしろ。
若返っていた。
花柄のチュニックに
ロールアップのジーンズ。
まさに女の子だよ。
尊敬。


残暑残酷。
酷暑酷薄。
この世の名残りを惜しむ
セミたちの絶叫が
耳にこびりついて離れん。
本日の放棄@裏倉庫は
「バーター崩壊」でございます。
http://ameblo.jp/jazzydays/day-20090813.html