Something Evil

jazzydays2008-12-03

熱は下がったものの。
姿の見えぬ
「ナニモノか」は
攻撃対象を
鼻→右腰→肺→胃
の順に変えつつ、
依然として
体内に居座っている。


とことん
食い荒らされて
空っぽになれば、
金色の光を取り込む
準備が整うぜ。
ああ腹減った。
うむ。
食欲はあるんだわ。


が。
ロクな備蓄食料がない。
ふと。
大阪で「お下がり」に
頂戴したお菓子を発見。
洋風焼菓子、
ってのも珍しい。
空腹に
しみわたるうまさ。
またしても。
救われてしまった。


延々と
臥せっている間は
音楽の類を
全く聴く気がせず、
ひたすら本が友。


未読、再読を問わず
寝床のまわりに
うず高く
積ん読」になってる本を
片っ端から貪る。
でもって。
十年前の芥川賞
コイツはあらためて出色、
不滅の金字塔だわね。


ゲルマニウムの夜

ゲルマニウムの夜


血と汗と体液まみれの修道院
律動する
反復としての
暴力。
性。
それらは全き祈り。
宗教の原始形。
グロテスクな描写を
読み進むに耐えぬ
「ヤワな神経」の
持ち主もあるだろう。


青々しい生命力が
横溢するこの作品に
美を認めることのできる
「男前な存在」は
性別に関係なく
十分、いや十二分に
我が親友たりうる。
出でよ同志よ!
画像は本日の
貴重なエネルギー源。



旨いもの探検隊