堀秀彰・浜崎航duo@上町63

jazzydays2008-09-18

一昨夜は。
マイ縄張りで
バッタリの連続であった。
別に。
路上で昏倒したワケではない。
遭遇、
遭遇、
また遭遇、の意。


それは置いといて。
まずは。
ナニしに出かけたのか、
ってぇと。
馬車道は上町63(かんまち63)にて
私が最も注目してるデュオを聴く。
パーソネルは。
ピアノ、堀秀彰。
テナーサックス&フルート、
浜崎航(はまさき・わたる)。


彼らが横浜に来るからにゃ、
ハズせぬわい。
コンディションが
どうのこうの言ってられん。


実は。
家を出る直前に
Stormy Monday の
カズキさんから
急遽、電話アリ。
当夜は変態集団
「ね。」のLIVE。
ギリギリまで
出演が未定だった
テナーの佐藤帆(さとう・はん)が
店に来た!とのこと。
ぐえ。
さすがに今日は
ダブルブッキングできねえな。


とにかく馬車道へ急ぐ。
よしよし。
開演に間に合ったぜ。
幕開けはあの
ロックテイスト満載な
「ASK」だろう、
という予想を大幅に裏切り、
「On Green Dolphin Street」
でスタート。
おっ。
そう来やがったか。


全体を通じて。
スタンダードと
オリジナルを
サンドイッチのように
巧妙に組み合わせたメニュー。


いっつも
同じことを書いちゃうけど。
この二人。
本当に今が旬。
抜群の演奏能力。
作曲センス。
飛び跳ねるリズム。
クリアでイキのいい音色。
音楽に対する真摯な姿勢。
そして何より。
彼らが心から
演奏を楽しんでいる様子が
ダイレクトに伝わってくる。


トビウオみたいな
ほりぴょんのピアノ。
毎回毎回、
キミには言葉を失うよ。
野太く豪快な
ワタリーノのテナー。
さらに。
彼のフルートは
エッジが立っており、
決して「ぼやけた」印象を与えない。
挑発的とすら呼べるほどシャープ。



瞑想の面持ちですの。



正真正銘のキ●ガイ、もとい天才です。


親友同士が
デュオ演奏をする場合、
時に。
「宇宙が見える!」ほど
凄まじい groove が
生まれることもあれば、
単なる
「なれあい」に
堕してしまうことも
多々ある。
が。
私がこれまで
聴いてきた限りにおいて。
堀浜コンビの演奏は
一期一会の
ナマモノ、
イキモノ。


彼ら自身が言うように。
どんなスタンダードも
最初はオリジナル。
スタンダードですら、
二人の手にかかれば
オリジナルに変貌する。


まだ彼らを知らない人は
ぜひアルバムを聴いてくれ。
LIVE当夜も
いつの間にかアタクシ、
「営業担当」役を
演じておりましたです。
(ただの押し売り、との説濃厚。)


Encounter

Encounter


1st set 後の休憩時間。
どうも。
Stormy Monday の様子が
気になっちまう。
よっしゃ。
ひとっ走りしてくるか。


携帯と財布だけ持って
髪振り乱し、
縄張りを全力疾走する魔女一匹。
ぐひゃひゃひゃひゃ。
一体ナニモノだオメエ。


馬車道関内駅南口の
道のりは。
さすがに遠いでござんす。
ゼェゼェしつつ、
例のラブホ前まで
たどり着いたら。


「あっれぇ〜?」
前方より素っ頓狂な声。
はい。
まさしく佐藤帆本人。
アルトの石崎忍と仲良くお散歩に
出かけるところであった。
会えたじゃねーの。
めでたい。


店に入って
カズキさんにあいさつしよう。
「およっ?」
テーブルで笑ってるのは
ドラマー福島紀明だ。
くううううっ。
このメンツ。
聴きてえなあ。
無念だなあ。


とりあえず。
ガソリン(=ビール)一杯ね。
カウンターで立ち飲みしながら
スタッフ君と話してたら。
な、何と彼は。
私が小学校卒業まで育った
町の住人と判明。
おおお。
奇遇じゃんか。


さて。
馬車道に戻ろうと
ドアを開けたところで
また佐藤帆にバッタリ。
「あっれぇ〜?」
もはや。
愛だろコレは。


再び上町63。
終演後、店内から
ほとんどの客が退けた後。
1年近く会ってなかった友人が来店!
ぐおおおお。
実は。
前日、数ヵ月ぶりに
彼女のブログを見たばっかり!
何たる巡り合わせ。
バッタリ・バッタリ・バッタリ。


神様。
愚鈍なキツネは
おかげさまで
「してやられ」っぱなしです。
ありがたいありがたい。
年内には大阪に行かねばのう。
何のこと?
現時点ではヒ・ミ・ツ。
おーっほっほっほ。



はて。何を持ってるんでしょ。



ワタリーノの青森土産。
こ、この脱力ネーミング。
お味は塩気が効いてて
大変おいしゅうございました。



饅頭の説明書き。
なかなかイイこと言うじゃん!
と感心したのも束の間、末尾で絶句。
ハイな店主だわ....。


空き箱はナゼか
私の手元にございます。
別に頼んでないのだが。
ワタリーノが当然のように
「keikoさん、欲しいでしょ?」と。
はい。ありがたく頂戴しました。


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