竹内直カルテット@DOLPHY

jazzydays2008-05-22

自分が向かっているのが
プロローグなのか。
フィナーレなのか。
わからん。
唯一判明しているのは。
出口でニタニタ笑いながら
待ち受けてるヤツの名前が
「破滅」ということだけだ。


一昨晩は。
久しぶりに野毛のドルフィーへ。
竹内直カルテットを聴く。
パーソネルは。
テナーサックス&フルート、
竹内直(たけうち・なお)。
ピアノ、清水絵理子。
ベース、俵山昌之。
ドラムス、江藤良人(えとう・よしひと)。


入店して陣取るは
ピアノ真ん前の席。
当夜は満月だった。
私が生まれたのは
満月の深夜である。
ふだんにもまして。
いよいよもって。
ハイテンション。
絶叫・号泣の嵐。


竹内直の音色は
何故こんなにも
我が琴線を刺激するのだろう。
まるで。
ラジオの選局が
ピタッと決まった時のよう。


私の内部で眠っていた
凶暴なナニモノかが
共振する。
共鳴する。
覚醒する。
咆哮する。


ラプチャー

ラプチャー


清水絵理子、
途方もないピアニスト。
確かなクラシックの素地に
裏打ちされた
驚愕のテクニック。
力強い打鍵。
ソロ中は一時たりとも
目を離せない。
知らず知らず
叫び声が口をついて出る。


ベーシスト俵山昌之。
クールなんだよね一見。
喜怒哀楽が人一倍、
いや十倍激しい私。
「お子ちゃま」ゆえに、
最初はこの人の魅力が
理解できずにいた。
ところが、だ。
実は。
「ものすごーくヘンな人」
であるとわかってから。
価値観がガラリと変わりましてよ。
うひゃひゃひゃひゃ。


江藤良人については、
もうさんざん書いてきた。
世に優れたドラマーは数知れず。
その中で。
これほど磁力を持つ男は
そうそう存在しない。
初遭遇は今から約6年を遡る。
彼はまだ20代であった。


トコロは。
千葉のベイサイド・ジャズ会場。
(当時はそんなところまで
 遠征する気力があったのね...。)
一聴して脳裏に浮かんだ言葉は。
「ま、まぶしいっ!」
その時に感じた
まごうかたなき
鮮烈な閃光
いまだ褪せることなく
現在に至っている。


休憩時間、
直さんにお願いして
2nd set で
一足早い「Happy Birthday」を
演奏してもらった。
自分でリクエストしたってのが
少々淋しかったけど、
この面々に
お祝いしてもらうなんざぁ、
これなる不良ギツネ、
果報者!の一言でありましょう。


最高な夜の翌日。
昼飯は冷凍カルボナーラ
嫌いなブロッコリー
赤ピーマンと
ベーコンを取り除き、
麺だけ食べる。
最低。


ところで。
左のコメカミがひどく痛む。
すわ「脳神経外科行きか?」と
危ぶんだが。
どうやら。
漢方と
足ツボ刺激と
ゲルマニウム
相乗効果が強烈にすぎ、
アタマに血がのぼったらしい。
冷やすとだいぶ軽減した。


それでも。
ただいま固いもんを咀嚼するのが
非常にツライです。
くううううう。
過ぎたるは及ばざるがごとし。



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