カーマロカ

私の好きな武将は
平将門織田信長
両者とも潔く激しいキャラ。
「歌を忘れたカナリヤ」
ならぬ
「恋を忘れたキツネ」
であっても。
彼らと同時代に
身近で生きてたら。
必ずや。
どっぷり惚れ込んだろうよ。
ところで。
上記の「カナリヤ」の歌。
西条八十の手によるものだが。
内容は結構コワイ。
http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-canary.html


本日のタイトルは。
三雲岳斗(みくも・がくと)著、
『カーマロカ - 将門異聞』より。
「煉獄」の意だそうな。
いわく。
「天国と地獄の間にあり、
 死後、魂の浄化が
 行われる場所」。


カーマロカ―将門異聞

カーマロカ―将門異聞


3年前の刊行時、
即座に購入したのだが。
読めないままに
歳月が流れてしまっていた。
昨晩ようやく手にするや、
イッキに読了。


将門関連の書籍は
今まで数多く
読んできたけれど。
この作家の
筆力、
創造性、
語彙の豊富さ、
博覧強記ぶり

には心底KOされた。
何という逸材だ。
空恐ろしいほどである。


内容を端的に言ってしまうと。
源義経生存伝説を
扱った高木彬光による名著、
『成吉思汗の秘密』の
平将門バージョンに
近いのだが。


成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫)

成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫)


何にせよ。
迫真の人物描写が素晴らしい。
将門が目の前で
笑っている。
怒っている。
髪振り乱し、
猛然と馬を駆っていく。


この時期に
この本を読むことは。
あらかじめ決められていたのだろう。
ナニゴトも。
偶然はなく、
あるのは
必然なのだから。


さて。
血がフツフツと騒ぐ、
手に汗握る、
激しい戦闘は
将門公に任せておくとして。
私はここに。
華々しく(?)宣言するものである。
もっともっと
ダメになります。

平成・横浜における
金・銀・銅ダメリスト」を
目指します。


その気にさせてくれたのは。
貴重な貴重な
縁で結ばれた
複数の女友達。
彼女たちと飲む酒は
何よりの力。
ありがとな。
心から。


下記の画像は
つい先日、
手に入れたばかりの
レトロなレトロなセカンドバッグ。
700円。
おそらく
50年代〜60年代のアメリカ産。
ロケンロールでしょ。