『めるくり庵』夜明け前

「余は如何にして
　基督信徒となりし乎 」
by 内村鑑三。
知るか！そんなもん。
せっかく
八百万の神々の国に
生まれ落ちながら！

余は如何にして基督信徒となりし乎 (岩波文庫 青 119-2)

で。
こっちはわかりやすい。
ガタイがよくて、
粗暴な棒を振るだけの
あんまり大した指揮者とは思わんが。
本人に目の前で
サインしてもらった本を持ってます。
（もらうなよ！）

僕はいかにして指揮者になったのか

それじゃ。
この私はいかにして
古物商となったのか。
振り返れば５年以上前。
とある本を探して
ネット上をさまよっていた折。
運良く狙いのブツを
発見したのよ。
那覇にある
ネット古書店のHPで。

実はその本、
かなり昔に購入して
物置のどっかに
眠ってるはずなんだけど。
発掘作業の手間を想像しただけで、
もう萎え萎え。
たまたま８００円という
お手頃価格で見つけ、
再度買ったワケだよ。

そこまでなら。
「やったぁ！
　見つかってラッキ〜！」
でドラマはおしまい。
しかし、数日後。
我が家のポストに
届いた実物を
しげしげ眺めた私。
差出人はもちろん
那覇のネット古書店。

体内を流れる血の
１００％が薩摩藩の私だが。
両親の故郷よりも南方には
旅したことがない。
当然ながら。
那覇にも行ったことがない。

なのに今。
その未知の土地から
懐かしい１冊が
到着したのだ。
会ったこともない
店主の手によって
梱包されて。
感銘。
ネットの底力を
思い知らされた瞬間であった。
同時に。
これなら自分にもできる！
と確信した。

人一倍、
どころか五倍、
十倍は「せっかち」の私。
決心がつけば
アクションは異常なほど早い。
すぐさま古物商取得に
向けて動き出した。
この道の草分け、
北尾トロ氏主催の
セミナーにも参加した。

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

ヘンな本あります―ぼくはオンライン古本屋のおやじさん2

めでたく古物商許可証を
獲得したのが
平成１５年１２月。
何と。
あれから４年以上も
たっちまったよ！
その間。
入院したり、
鬱病になったり、
複数の男に立て続けに
誕生日を忘れられたり、
まあ、人生イロイロありすぎたけど。
さっすがに。
スタート遅すぎだろ！おい。

人生いろいろ/鳳仙花

ようやく。
今年初めに
ちっちゃなちっちゃな店構えで
営業を開始したのでございます。
まだまだ在庫数は少ないけど。
あやしい品揃えにかけては、
上記の北尾トロ氏が
営む杉並北尾堂
（エミ･エレオノーラの本も出版してる）
に負けない自信がございます。

ホントは今日も
あんなモノや
こんなモノを棚出しする
つもりだったんだが。
激務（？）のせいか、
指の腫れがおさまらず断念。
近日中には
マニヤ向け（＝同類しか注目しない）の
お宝を多数 UP いたします。

商品は私の手元に
あったものばかり。
ヤ○オクで買うより安心でしょ。
ブ○クオフには
まず置いてないモノばかり。
手渡し可能な人には
わざわざ郵送しないで
持参するよ。
やっとの思いで
歩き出した『めるくり庵』に
皆さんのお越しを
お待ちしとります。
http://mercuri.blog119.fc2.com/

画像は神奈川県公安委員会発行の
古物商許可証。
いったん取得すりゃあ一生モノ。