DADA@LANDMARK

jazzydays2007-10-09

10/7(日)。
毎秋恒例のイベント、
横浜ジャズ・プロムナード
第2日目。
昨年までは
土日両日にわたり、
横浜市内のLIVE会場を
あちこち駆け巡って
いたのだが。
今年は少々内容が
パワーダウンした感が
なきにしもあらず
(同感の人々多数)、
日曜のみ参戦に決定。


当日の朝。
絶不調で目が覚める。
夜中に何度もうなされ、
自分の叫び声で飛び起きること3回。
体は鉛。
頭は霞。

とてもじゃないが、
外出する気になれん。
こりゃあ、
やむなくドタキャンか?
しかし、だ。
きっぷはすでに入手済み。
しかも、だ。
この日はぜひとも
聴いてみたい顔ぶれが
勢揃いするLIVEが予定されている。


フラフラしながら
シャワーを浴び、
はれぼったい顔に
ファンデーションを塗りたくる。
化粧ノリ最悪。
とにかく。
ランドマークに行かなくちゃ。


どうにか到着し、
プラザ1Fフロアにて
つい先日、
オーストラリアで
3枚目のアルバム・レコーディングを
終えたばかりの
キム・ハクエイ(金伯英)の
ピアノソロにしばし耳を傾ける。
毎度ながら。
滝のごとく
空間を埋めつくす
音・音・音の奔流

に舌を巻く。
ふだんなかなか
LIVEを聴けずにいるんだが、
このピアニストの才能はダイヤだね。


Home Beyond The Cloud

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次いで5Fの
ランドマーク・ホールに移動。
何がどうあっても
聴きたかったDADAのLIVEへ。
パーソネルは。
ベース、池田芳夫。
アルト&ソプラノサックス、緑川英徳
テナーサックス、河村英樹。
ドラムス、江藤良人。
どうだ。
名前を羅列するだけでも、
卒倒しそうな面々!

はい。
実際、卒倒寸前でしたよ。


スタンダード・ナンバーの
「Night Has a Thousand Eyes」
以外はすべて池田オリジナル。
フリーテイスト満載。
緻密で高度ではあるが、
決して難解ではない。
聴く側の
原始性、野獣性を
覚醒させる
躍動的な音楽。

http://www1.odn.ne.jp/~cfm62880/dada2.htm


ミドリーヌ!
こと緑川英徳
「鳥!」な演奏は今回も健在。
んもう。
どこまでも飛翔しまくり。
聴きながら昇天しちまいそうだ。
ヒデキ!
こと河村英樹が
これほど凶暴なソロを
吹くのは初めて聴く。
ゾクゾク・ワクワクが止まらん。
ユンケル・エト〜!
こと江藤良人の
絶倫プレイは
ほっとんど神がかりだ。
出たあああっ。
右手にスティック2本持ち必殺技!


そして。
リーダー池田芳夫の
前衛性とファンク性とラテン性の
ごった煮的スーパー・プレイ。

この人、60代半ばなんすか?
うおおおお。
ヤッバイ人だわ。
イケナイ人だわ。
要注意人物だわ。


あまりに集中して聴き込んだせいで
(今回に限った話じゃないが)、
LIVE終了後はガクッと消耗。
ロクにモノを食ってなかったのを
急に思い出し、
永坂更科に飛び込んで
天ぷら蕎麦&レモンサワー。
ああ、今日はもう打ち止めだな。


ホントは。
夜に Jazz Is で
江藤良人トリオを聴くのを
楽しみにしてたんだけど。
とても電池が持ちそうにない。
このイベントのために、
各地からこぞって
集合するであろう
あの顔、この顔、
皆さんと旧交を温めたかったのに。
無念。


画像は恒例、食品サンプル・シリーズ。
クドくて強烈なパワーを
必要としております。

題して。
「濃厚ブラウニー・どろどろチョコソース、
 バニラアイス&クルミ添え、
 チェリー・トッピング」。