俳人・坪内稔典の
甘納豆シリーズ。
妙ちきりんなのに
ホロリと哀しい。
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「一月の甘納豆はやせてます」
「二月には甘納豆と坂下る」
「三月の甘納豆のうふふふふ」
「四月には死んだまねする甘納豆」
「五月来て困ってしまう甘納豆」
「甘納豆六月ごろにはごろついて」
「腰を病む甘納豆も七月も」
「八月の嘘と親しむ甘納豆」
「ほろほろと生きる九月の甘納豆」
「十月の男女はみんな甘納豆」
「河馬を呼ぶ十一月の甘納豆」
「十二月どうするどうする甘納豆」
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超・有名な三月の句
(国語の教科書にも載ってるとか)は
もちろんのこと。
五月、十月、十二月もイイわねえ。
ネンテン氏の句集は多数出ているが、
彼自身&その友人知己による
メチャクチャ笑える解説つきの
『縮む母』は大変にオススメである。
- 作者: 坪内稔典
- 出版社/メーカー: 蝸牛社
- 発売日: 1997/04
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いよいよ四月、新年度ですな。
ネンテン氏によれば。
四月の甘納豆は「死んだまね」をするそうな。
アタクシはと言えば。
それは出来かねますんで、
まだまだ暴走するつもりですが。
諸事情により、
少々繁雑をきわめる予感アリですんで、
ちょこっと御無沙汰してしまう皆さん
(もちろんブログは続行)、
あらかじめ、お許しをば。
そうそう、
この「をば」ってのも、
ネンテン氏の口癖なんだと。
「4月になれば彼女は」
(by Simon & Garfunkel)ならぬ、
「4月になれば keiko は」、
はてさて。
どうなりますことやら。
画像は恒例(?)自分撮りシリーズ。
先が思いやられる一枚。