Making a Wish!

音楽は滋養ではない。
毒である。
ヤバくないロックやジャズなんて、
全くお呼びじゃないし、
クラシックだって、
名作曲家の中で比較的、
平穏な生涯を送れたのは、
ドヴォルザークくらい。


若くして梅毒で
逝っちゃったシューベルト
精神に異常をきたし、
ライン川に身投げしたシューマン
生涯独身だったベートーヴェンブラームス
ホモだったチャイコフスキー
浮気な妻に悩まされたマーラー
などなど、例を挙げだしたらキリがない。


演奏家に変人が多いのは、
ジャンルを問わず、言わずもがな。
先日もふれた指揮者カルロス・クライバー
ピアニストではグレン・グールド
アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ
「魔性のピアニスト」と謳われた
サンソン・フランソワはアル中だったし。
でも、どいつもこいつも演奏は凄絶だ。
つまりは「紙一重」ってヤツ。


音楽は私にとって、
毒薬であり、麻薬、媚薬。
だから、そうそう簡単に手を切ることはできん。
この半生、ずーっとつき合って来たんだから、
最後の最後までブッチ切るわよ。
モーツァルトで癒されよう!」だと?
そんなおめでたいことを抜かしてる奴らは、
みんなドブ川に放り込まれろ。


さて。
昨日、ちょっと暗めの文章だったので、
今日は気を取り直して、
自分自身に魔法をかけるとしよう。
願掛けと言い換えてもいい。
十月に入ったことだし。
もうじきジャニスの命日だし。
魔法の内容?
それは明かせません。
誰かに伝えた瞬間、効力が消滅しちゃうのが
魔法ってもんよ。