ビッグ・ブラザー?

ノドが痛くてしょーがないので、
朝、起きるなり近所の内科に走る。
ここんとこ、立て続けに通ってるもんだから、
もう、すっかりスタッフ全員に
顔と名前を覚えられてしまった。
とにかくココは私の大事な駆け込み寺なのよ!
クスリをもらうなり、その場で服用。


毎度のことながら、
ノドの痛みを消すこのおクスリ、
暴力的に眠くなるのが難点。
まるで毒を盛られたみたいに(?)、
いやはや、寝ること寝ること。
まさに眠れる森の美女、もとい魔女。
私が寵愛する王子たちよ、
何故に誰一人として起こしに来てくれないのさ!


ウトウトしつつも寝床で本を読む。
『グーグル完全活用本』
(創藝舎、2006年、知的生きかた文庫)


グーグル完全活用本 (知的生きかた文庫)

グーグル完全活用本 (知的生きかた文庫)


ヤフー検索は人力、グーグル検索はロボット、
程度の知識しかなかった私には、
目からウロコの一冊だった。
グーグルを徹底的に使い倒すことができれば、
電卓も辞書も地図も百科事典も不要になる。
ネットに接続できる環境さえあれば、
誰でも無料で必要とする知識や情報を
瞬時に引き出すことが可能なのだ。


以前このブログでもふれた『ウェブ進化論』(ちくま新書
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20060830
の著者、梅田望夫氏の言葉を借りるなら、
ネットの「こちら側」で我々が
長らく用いてきた道具類がそっくりそのまま、
ネットの「あちら側」に移行しつつある過渡期なのだ。
今と言う時代は。
どことなく空恐ろしい気もする。
ウェブ進化論』より梅田氏の言葉を借りよう。


≪「世界政府っていうものが仮にあるとして、
そこで開発しなければならないはずの
システムは全部グーグルで作ろう。
それがグーグル開発陣のミッションなんだよね」
グーグルに勤める友人は私にこう言った。
恐ろしいことを考えているんだなぁと思ったが、
目が澄み切っている彼らは、
こういうことで冗談は言わない。
本気でそう考え、次々と手を打っているのである。≫


こ、これってさ。
ジョージ・オーウェルの『1984年』を
彷彿とさせる言葉じゃありませんこと?


1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)

1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)


近い将来、グーグルが"ビッグ・ブラザー"に
ならないという保証はない。
でもね。
グーグルで世界全体を把握できると思ったら大間違いよ。
たとえば、この私!
これなる、ヒネクレ者で気まぐれな有機
いくらグーグルの力をもってしても、
今、ここでブログを書いてる私の体温を
測り知ることはできんだろ。


さて。D先生処方のクスリのおかげで、
ノドの痛みはかなり引いてまいりました。
6月にカンシャク起こして割った
右手人差し指の爪も順調に伸びております。
この調子なら、明日には復活できるでしょ。
今週末にお会いする予定の皆さん。
またもや大いに暴れますわよ、アタクシ。
御覚悟をば。


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裏ブログ『不良熟女のe本棚』更新しました。
お題は「セックス免許証?」でございます。
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