一人慣れ

子供の頃から、一人でいるのが苦にならなかったが、
この十年あまり、一人遊びに慣れすぎてしまい、
社会性・協調性を失いつつあるのでは.....、
と危惧しないでもない。
私、見た目は非常に礼儀正しく、
真面目・誠実・親切そうなんですけどね。
リアルの私を知ってる方々は、
爆笑することでありましょうが。


今や。駅でのビール立ち飲み、
蕎麦の立ち食い、全く抵抗ナシ。
ってか、もはや日常
殿方は嫌いじゃないし、
誘って下さる方があれば、
それ自体は光栄&うれしいものだが、
実はデートって面倒くさかったりする。
遊園地だの、映画だの、
夜景のキレイなレストランだの、
全然、行きたかねーんだよ。


大体、待ち合わせ自体が苦手。
一人だったら、自分のペースで歩けるもん。
腹が減ったら、そこらの
蕎麦屋やラーメン屋に飛び込めばいい。
ノドが乾いたら、酒屋の店先や自販機で
缶ビールを買って飲めばいい。
さすがに、チェーン展開の居酒屋や
ファミレスに一人では行かないけどさ。


宴会や合コンも嫌い。
メリットがあるかどうかも不明な
初対面の人々と愛想笑いしながら、
飲んでも、ちっとも楽しくない。
だから、ここ数年、
新年会や忘年会の類はすべてパス。
花火も一人で見に行く。
周囲の団体さんが雰囲気を十分、
盛り上げてくれるから、ぜーんぜん淋しくない。
むしろ、大混雑の中、
同行者とはぐれるのを心配することなく、
サッサと行動できる。


一人遊びの最大のメリットは、
音楽でも演劇でも、人気公演で
比較的いい席をヒョッコリ入手できることだ。
2席以上だと、ずいぶん後列になってしまう場合でも、
一人だったら、かなり有利。
ついさっきも、栗田芳宏演出による
シェイクスピア能楽堂公演、
『オセロー』のチケットをネット上で申し込んだばかり。
完売間近にもかかわらず、
なかなかの席をゲットできました。
何たって、平成を代表する女形市川笑也
植本潤花組芝居)の夢の共演!
当日が楽しみだなあ。ワクワク。
終演後に一人で飲むビール、
きっと激ウマだろうなあ。うひひひひひ。
一人遊び、当分(たぶん一生)、やめられそうにない。




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