花冷え

近所の桜が満開になりかけていることにも
気づかなかった。ここ1週間あまり、
アタマもココロもカラダも保冷庫状態で。
我ながら「さすがにヤバイ」と隠遁(=入院)を
真剣に検討しておったのだが、
昨夕より魔法のように食欲が復活。
半月前に処方された漢方が効いてきたらしい。


本日、かかりつけドクターからも、
懇意の指圧師からも
「大丈夫!」と太鼓判をもらう。
昼に食べたチャーシュー麺
うまかったこと、うまかったこと。
やっぱり人間のカラダ=食い物で
できてるんだねぇ。実感。痛感。


しっかし。
明後日から4月というのに、この花冷えってやつ。
桜の頃は何故に肌寒いのかしらん。
桜の樹の下には屍体が埋まっている!」と
梶井基次郎は言ったが、

檸檬・桜の樹の下には (お風呂で読む文庫  6)

檸檬・桜の樹の下には (お風呂で読む文庫 6)

確かにあの「ほの紅色」には
ある種、死のイメージがつきまとう。
父が逝ったのも、そんな桜の頃だった。
命日、4/2がもうすぐやって来る。