梅若能楽会館にて栗田芳宏演出
『マクベス』鑑賞。
マクベス夫妻を演じるは、
かのスーパー歌舞伎、 市川猿之助門下の
市川右近と市川笑也。
魔女たちの頭領へカテは藤間紫。
能楽堂の舞台で、歌舞伎役者が、
シェイクスピア!!
我が家から中野坂上までは
遠かったけれど、 あまりにも
豪華なラインナップ&破天荒な試み!
「見るな」と言うほうが無理である。
栗田演出のシェイクスピアは何度も見ているが、
とにかく「クドイ」ので正直、苦手だった。
が、今回は三間四方のシンプルな能舞台が功を奏し、
今まで見た中では最高の出来。
そして、笑也のマクベス夫人の素晴らしいこと。
これほどのハマリ役は玉三郎以来30年ぶりではなかろうか。
やはりシェイクスピア作品中の女性は
往時と同じく男優が演じるべきである。
夜は戸塚のG-Clefにて荒巻BAND。
昼夜のダブルヘッダーでさすがに疲れ、
珍しく飲む気になれず、ノンアルコール。
さらに、常備薬のトレドミン&ワイパックス&ソラナックスを
バッグに入れ忘れて服用できなかったため、
2nd setでは、演奏の激しさもあいまって、
椅子に座っているのがやっと。
初めてLIVE会場で脳の血管がハジケ飛びそうな
感覚を味わい、リアルで恐ろしくなった。
しかし、荒巻BANDの音楽は「このまま逝っちゃっても本望!」
と思わせる危ない魅力満載で実に実にヤバイ。