忍法テーブル移動の術

いや別にサイコキネシス(=念力)で
テーブルを空中浮揚させるとかいうワケじゃなく、
ジャズクラブで演奏者側も客側も興が乗ってくると
起きる現象(大げさ!)です。

単に、私が自分のテーブルから他の客のテーブルに
いきなりグラスを持ったまま
瞬間移動するだけでございますが(笑)。
で、相手が飲んでる酒を「私にも注げ!」と堂々要求。
この手の行動に出る際は、当然ある程度
アルコールが体内を巡っております。
向こうも似たような状態なので、
「何だ、このネーチャン?シッシッ!」などと
追い返されたことは、いまだかつて一度もございません。
むしろ「ずーっとココに座ってなさい!」と
歓迎されるほうが断然多いです。


そうして花開く楽しきジャズ談義。酒談義。
最後は握手してハグして笑顔で「またね!」と別れる。
次回会った時はもう「マブダチ」気分ですよ。


ただし、この忍法、使いこなせるようになるには
かなりの年季と訓練を必要とします。
「逆ナンかっ!?」などとあらぬ誤解を生じたりすると
こちらも困りますからね。
それから、この忍法を用いるターゲットは異性に限りません。
「あの人のそばで一緒に音楽を共有したい!」と
感じる相手を発見したら、老若男女を問わず、
すぐさま瞬間移動します。
まっ、不良熟女に言わせりゃあ、
若輩モンには到底無理な術だわな。(←自己満足)