鍋嫌い

実は鍋物が嫌いである。
最近、猫舌傾向が強まり、
熱いもん食うと、すぐ上あごの皮がむけるから。
などというのが本当の理由であるはずもなく、
あの料理(と呼べるのか一体?)の
「単純さ」がイヤなのである。
確かに野菜、魚介、肉、いろんな具を大量に入れて
グツグツ煮込めば、イイだしが出るだろうよ。
最後にうどんやゴハンを入れると、
これまた格別の味だったりするよ。
でも、なぜか「ちゃんとした料理」を
味わった満足感がないのである。
鍋やるんなら、最後のうどんかおじやだけ
アタシにくれたまえ!
って確か山本文緒(?)が似たようなこと
書いてたような記憶があるな。


料理らしくない点ではお好み焼きも嫌い。
だって、どの具を入れて焼いても
結局はソースと青海苔とマヨと紅ショウガの
味になっちまうじゃないか。
仕上げの焼きソバまでソース味。うぇっぷ。


だから冬場のデートに誘ってくれるんなら、
鍋と、お好み焼きはやめてね。お願い。