8月初日夕方、
手術終了。
麻酔は数時間で切れ、
ほどなく頭は
ハッキリしたものの、
眠れぬ夜の
長いこと長いこと。
痛みはさほどでもないが、
点滴と着圧ストッキングと
足マッサージ機と
尿管カテーテルに
縛られて満足に
寝返りが打てない。
喉がイガイガ、
声が出にくい。
翌朝には点滴が外れ、
両足が解放されたが、
カテーテルは続行。
どこへ行くにも、
寝ても覚めても一緒だす。
いやあ。
もっと簡単に
回復すると思ってた。
ところがどっこい。
頭クラクラ足ヨロヨロ。
体のあちこちが筋肉痛。
とりあえず悪いもんは
取ったかもしれないけど、
何つうかエネルギーの
消耗がハンパない。
幸い食欲だけは
すこぶる順調である。
入院してから
1日がやたら
長く感じられる。
6時起床22時消灯。
新聞を複数紙読んで、
テレビを見て、
病棟内をカテーテルと
共に散歩して、
ゴハン3回しっかり食べて。
そんでも
まだまだ時間が余る。
しかし。
これこそ待ち望んだ
至福ではないか。
病を得てまでして
ゲットした休養ではないか。
たっぷり満喫してやろうぞ。
