金縛りヒストリー

jazzydays2016-03-12

ぞわっ。
ぞわっ。
ぞわっ。
背後でナニモノかが
パジャマの裾を
引っ張る気配。
金縛りの前触れだ。
放っておけば、
全身が固まってしまう。
全力で起き上がり、
枕元に常備している
盟友ソラ君(安定剤Solanax)を
一錠ガリガリ噛み砕く。
ついでにトイレに立つ。
台所で冷水を一杯。
よっしゃ。
これで大丈夫。


金縛りとの共生期間は長い。
初めて経験したのは中1の時。
当時は金縛りという概念も
ボキャブラリーも知らず、
何が起こっているのか
皆目見当がつかなくて、
ただただ恐怖するのみだった。


今ではレム睡眠時、
つまりカラダは
深く眠っているのに
アタマが完全には
眠っていない時に起きると
わかっているんだが、
そんでもイヤなもんざんす。


たいてい思春期が終わると
自然に消失するらしいが、
このトシまで引きずるって、
どーしたもんでしょ。
まだまだ思春期ってか。
確かに。
融通がきかないガキンチョだぁな。
ダブルBPD持ち(双極&境界)だしな。
おそらく。
これからも迷惑な蜜月期間(?)は
続くんであろう。
はぁあぁあ。