立春直前に團十郎を召すとは
天界も残酷にすぎる。
(ToT)
(ToT)
(ToT)
彼を目当てに奮発した歌舞伎座一列目。
かぶりつきの席から
なおかつオペラグラスで拝んだ
あの目ヂカラにもう会えないとは。
カツゼツに苦言を寄せる人も
いるにはいたが、
傲らず慎み深い霊格は
歌舞伎界でも際立っていた。
成田屋お家芸の荒事はまずまず
海老蔵に継承されてはいるが、
霊格において格段に劣る彼が
成田屋という名跡をキッチリ
背負っていけるのか。
はなはだ疑問である。
新之助時代から注目してはいたものの。
彼が受け継いでいるのは
あの「目ヂカラ」のみ。
あれがいずれは團十郎かい。
本日は地元の神社で節分会に参列し、
大いに清々しい心持ちだったのだが。
アセンションはかくも
多くを要求するのか。
今回の訃報はかなりこたえたわい。
山積仕事手つかず。
消沈。
号泣。
合掌。
