三寒四温ブルース

jazzydays2010-03-22

ようやっと
寝床から
身を起こした時には
もう夕方5時だった。
無為。
気温が不安定だし
仕方ないか。
春に三日の晴れ間なし。


今日は
アレもやろう、
コレもやらねば!
と思ってたのだが。
すべて取りやめ。
そのまま寝床でミノムシ。
本日のお供は。
イギリスの牧師・宗教学者
ジョン・ヒックさんの著書。


神は多くの名前をもつ―新しい宗教的多元論

神は多くの名前をもつ―新しい宗教的多元論


神が多くの名を持つだって?
んなこたぁ
今さら言われなくたって
わかってんだよ。
女神も同様だよ。
と。
斜に構えつつ
読みだしたのだが。


おお。
何という慧眼。
こうした提言が
キリスト者から
出されたことに
感銘を覚える。
以下、ちょこっと引用。


コペルニクスは、
 地球ではなく太陽が中心であり、
 われわれ自身の地球をも含んで
 すべての天体が太陽の周りを
 回っているという事実に到達した。
 そこでわれわれもまた、
 諸信仰の宇宙では神が中心にくるのであって、
 キリスト教でもなければ、
 他のどの宗教でもないという
 事実に到達しなければならない。
 神は光と生命の根源である太陽なのである。
 そしてすべての宗教は
 それぞれ異なる方法によって、
 この神を反射しているのである。≫


≪人間の宗教心は生得的なものであり、
 人間性が基本的に変わらないかぎり、
 宗教は何らかの形で存続する。
   (中略)
 共通の信仰的献身が、
 ますます意味の深いものとなり、
 これに反して宗教間の
 伝統的差異は、
 ますます意味の乏しいものに
 思われるようになるであろう。≫


≪単一の世界宗教というものは
 けっしてありえないし、
 またそれが願いの到達点でもない、
 と私は考えたい。
 なぜなら人間のタイプが
 多種多様であるかぎり、
 礼拝のかたちも多種多様であり、
 また神学的な強調点もアプローチも
 多種多様であっていいだろう。≫
  
全くだわい。
素晴らしいねえ。
この人、金光教とか
知ってんのかな。
ただ。
イスラム
ヒンドゥー
シーク等、
世界的規模の宗教について
多くのページが割かれているわりに
(仏教は少ない)
それ以前の時代、
原初的なアニミズム
古神道やウィッカ)に
全くふれていないのが残念である。
それでも。
アタマの筋肉が
気持ちよくマッサージされたわ。
名著。


本日の食物摂取。
蕎麦(買い置きの乾麺)一束半、
お茶漬け一杯。
以上。
明日はゾンビ復活の予定。




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