ようやっと
寝床から
身を起こした時には
もう夕方5時だった。
無為。
気温が不安定だし
仕方ないか。
春に三日の晴れ間なし。
今日は
アレもやろう、
コレもやらねば!
と思ってたのだが。
すべて取りやめ。
そのまま寝床でミノムシ。
本日のお供は。
イギリスの牧師・宗教学者、
ジョン・ヒックさんの著書。
- 作者: J.ヒック,間瀬啓允
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/12/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
神が多くの名を持つだって?
んなこたぁ
今さら言われなくたって
わかってんだよ。
女神も同様だよ。
と。
斜に構えつつ
読みだしたのだが。
おお。
何という慧眼。
こうした提言が
キリスト者から
出されたことに
感銘を覚える。
以下、ちょこっと引用。
≪コペルニクスは、
地球ではなく太陽が中心であり、
われわれ自身の地球をも含んで
すべての天体が太陽の周りを
回っているという事実に到達した。
そこでわれわれもまた、
諸信仰の宇宙では神が中心にくるのであって、
キリスト教でもなければ、
他のどの宗教でもないという
事実に到達しなければならない。
神は光と生命の根源である太陽なのである。
そしてすべての宗教は
それぞれ異なる方法によって、
この神を反射しているのである。≫
≪人間の宗教心は生得的なものであり、
人間性が基本的に変わらないかぎり、
宗教は何らかの形で存続する。
(中略)
共通の信仰的献身が、
ますます意味の深いものとなり、
これに反して宗教間の
伝統的差異は、
ますます意味の乏しいものに
思われるようになるであろう。≫
≪単一の世界宗教というものは
けっしてありえないし、
またそれが願いの到達点でもない、
と私は考えたい。
なぜなら人間のタイプが
多種多様であるかぎり、
礼拝のかたちも多種多様であり、
また神学的な強調点もアプローチも
多種多様であっていいだろう。≫
全くだわい。
素晴らしいねえ。
この人、金光教とか
知ってんのかな。
ただ。
イスラム、
ヒンドゥー、
シーク等、
世界的規模の宗教について
多くのページが割かれているわりに
(仏教は少ない)
それ以前の時代、
原初的なアニミズム
(古神道やウィッカ)に
全くふれていないのが残念である。
それでも。
アタマの筋肉が
気持ちよくマッサージされたわ。
名著。
本日の食物摂取。
蕎麦(買い置きの乾麺)一束半、
お茶漬け一杯。
以上。
明日はゾンビ復活の予定。