ハービー・山口 写真展 Portraits of Hope

jazzydays2009-08-17

武蔵小杉駅前の
ターミナルから
バスに乗る。
約10分あまり揺られると
そこは川崎市市民ミュージアム
等々力緑地内。
自然環境抜群だが、
コンビニ一軒ない場所だ。


前回 訪れたのは
ロシア構成主義のポスター展。
調べてみたら
2003年だった。
実に6年ぶりの再訪になる。



今回の目的は
ハービー・山口の写真展。
題して「Portraits of Hope」。
十年に及ぶロンドン時代から
現在に至るまでの作品を
まとめてドドーンと240点。


HOPE 空、青くなる

HOPE 空、青くなる


クラシック演奏家
モノクロ・ポートレイトなら
文句ナシに木之下晃
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20090804
ロック・ミュージシャンの
モノクロ・ポートレイトなら
ハービー・山口だ。


その名に初めて接したのは
ずいぶん昔になる。
80年代初頭。
彼が音楽誌に寄せる
写真を目にするたびに私は


「こんなガラス細工のような青年が
 浮世を生きていくのは
 さぞ苦しかろう」


という感想を抱いたものだった。
作品と文章から醸し出される
痛々しいほどの繊細さ。
少年のまま時が
止まってしまったかのような
彼自身のルックスとたたずまい。


しかし今や。
還暦を間近に控えたハービーは
少年っぽさを確実に残しながらも
気さくで人間臭いキャラに
変貌を遂げていた。
それでも。
持ち味である
繊細さは厳然として
作品から失われていない。



大好きな作品。ポストカード2枚購入。


最新の写真集に
サインしてもらう。
見れば。
おお。
流れ星が飛んでいるではないか。



畏れ多くも。
不肖アタクシが
書くモノにも
よく似た星が飛んでいるのだ。
光栄。



展示会場を出て
遅い昼飯を摂取すべく
ミュージアム内のカフェへ。
メニューは極端に少ないけれど、
ビールをゆるゆる飲みつつ
眺める窓越しの風景は最高。



モーウニングなカフェーです。



本日の日替わり。スープ、ライスつき。


会計をすませる時、
「またゆっくり来て下さいよ」
と声をかけられた。
うむ。
ぜひ来たい。
施設は素晴らしいし、
ホスピタリティにあふれとる。
が。
交通の便がなぁ...。


帰りは元町中華街経由。
お盆休みも
終盤戦だったためか、
街中はあまり
混み合っておらず、
快適な散策経路となった。
以下、当日のお宝サンプル画像2点。



実寸大サンプル貼り付け。大胆な。



サブタイトルが意味不明。


月並みな言い方だが、
カメラはその場の空気感を
切り取るツール。
性能いかんにかかわらず、
使う人間次第で
駄作・傑作は
歴然と分かれてしまうのだ。
精進精進。


全く同じ機種のカメラで
全く同じ被写体を
複数の人間が撮る。
結果は驚くほどに千差万別。
それがフォト・マジック。
かつて。
撮られると魂を抜かれる!と
恐れられたパワーは
いまだに息づいている、
と私は信じる。


本日の毒吐き@裏倉庫。
平穏無事を愛する方は
どうぞ読まないで下さいよ。
喜びも悲しみも
幾歳月だよHigh Kick!
http://ameblo.jp/jazzydays/day-20090817.html