回転木馬の女たち

あちこちキャンセルの
連絡をして
寝床にベッタリ糊付け。
それでいて。
心臓近くに
灼熱の火種。

寝てる間に
歯をエラく
食いしばってるらしく、
アゴ&コメカミが
痛いってばよ。

芥川みたいに
「ぼんやりとした不安」
じゃなく。
鋭利な刃物がキリキリ。
諦念と焦燥の
回転木馬だよ。

クルクルま〜わ〜る〜♪
回転も〜くば〜♪
シャンソンの名曲だわねえ。
http://www.youtube.com/watch?v=dZOd21-N4RU

L'Integrale 2007 (Reis)

さらに。
牧葉ユミだねえ。
作曲は御存知、
ベンチャーズ！
http://www.youtube.com/watch?v=q9MZcoUaTEs

エディット・ピアフも
波乱に満ちた生涯を
送ったことで知られる。
ゼルダしかり、
シルヴィアしかり。
抜きん出た才能を
たまたま天から
授けられてしまった女たちは
もがき、
あがき、
限界の限界まで生き、
力尽きた。
時代は経ても。
たぶん状況は
さほど変わらない。

以下、本日もしつこく
ゼルダ・フィッツジェラルド
関連の書籍から引用。
この作品は彼女の生涯を
一人芝居の形に
語り下ろした戯曲である。

ゼルダ・最後のフラッパー

≪それなりにすてきなフラッパーが
　 みんな行き着くところへ行ってしまった −
　 結婚と、倦怠と、因習のなかへ。
　 そして赤ちゃんを作る不愉快な試練のなかへ。≫

≪因習なんてだれがかまうもんですか。
　 わたしだけはごめんです！
　 世間様に息の根なんか止められてたまりますか。
　 それがフラッパーのすべて。
　 てっぺんまで登って、
　 たかをくくって生きればいい。
　 それで罰金が重くなったって、
　 かまうもんですか！≫

≪わたし、自分に約束する。
　 もしもわたしの魂が哀れにも
　 飢えるようなことになって、
　 パンを欲しがるようになったって、
　 不平をいったり、後悔したりしない。
　 石ころだって食べてやるわ。
　 大事なことはひとつだけですもの。
　 「欲しいものは欲しいときに、
　　 即刻その場で手に入れろ」≫

伝説は死なず。
ただ。
すり減るのみ。
昔も今も。　

本日のダーク・ヒーロー@裏倉庫。
http://ameblo.jp/jazzydays/day-20090525.html
猟銃を持って来い。
獲物はあれだ。
見えるだろう？