空中浮揚/isolation

jazzydays2009-04-12

「まだ死ねない。
やることがある。」


そう言って
えぐちん
(ベーシスト江口弘史)は
ニヤリと笑った。
だよな。
デッカイ器が可能性で
いっぱいだもんな。
ひるがえって。
このオレはどうなんだ。


今朝。
唐突に
漆黒の無重力感が
襲ってきた。
あたかも。
皮フを残して
体の芯だけが
高速エレベーターで
落下するような。


足の裏がどこにも
接していない。
世界のどこにも
属していない。
強烈な浮遊感。


すぐに枕の下の
ソラナックスを一錠
噛み砕こうとしたが。
「いや待てよ」
と思い直し、
そのまま状況観察。


胸の中心あたりを
キュウウウウっと
締め上げられる感じ。
具体的な
痛みじゃなくて。
悲しみ?
哀しみ?
せつなさ?


そうだ喪失感だ。
それが
過去・現在・未来の
どこに位置するのか
わからん。
手遅れかもしれん。
間に合うのかもしれん。


結局。
30分ほどで
脱却できたのだが。
これまで
体験したことのない
ある種、壮大な
isolation発作(?)
であった。


うーむ。
来し方 行く末を
じっくり考えねば。
人生まとめモード。
頼む考えてくれんかねキミ。
正直しんどくってさ。


画像は昨夜の某駅。
何がそんなに苦しいんだい。
お互い春の宵じゃないか。