古谷淳トリオ@JazzIs

jazzydays2008-12-17

音楽は。
「救い」にも
「癒し」にもならん。
どころか。
現世に生きている
「違和感」
「焦燥感」が
いや増すのみ。
だが。
山梨在住の
このピアニストは
機会あるごとに
間近で聴いておきたい。



アタシゃねえ。
目は悪いが。
耳はすこぶるイイんだよ。

目の前の演奏者が
ホンモノか
そうでないか。
真に音楽の女神の
下僕か
そうでないか。
正確に判断できる。
それに関しちゃあ。
絶大な自信があるんだよ。


ハコは勝手知ったる
関内 Jazz Is。
パーソネルは。
ピアノ、古谷淳。
ベース、中林薫平。
ドラムス、柴田亮。



このトリオ。
めでたく来週に
初レコーディング。
我が耳に狂いはなかった!
そうだよ天才しか聴かないんだよアタシは。
毎度言ってるだろが。
ダイヤの原石のごとく
キラめく才能は
ことごとく見出してきたんだよ。



クラシックの素地に
裏打ちされた
確固たる技巧。
はるか彼方へ、
ともすると
彼岸へと
飛翔しようとする
エモーションを
すんでのところで
食い止める怜悧な知性。


そうした
古谷淳の持ち味は。
類まれな独創性に満ちた
オリジナル、
スタンダード、
いずれにおいても
あとからあとから
あふれ出て
とどまるところを知らぬ。


圧倒的なテクニックと
歌心に支えられた
中林薫平のベース。



繊細かつ大胆不敵な
柴田亮のドラミングは
恐るべきダイナミズム。
今年の春。
初めて彼のプレイに
接した折の
数倍、いや数十倍は
パワーアップしている。
トリオとして
音が練れてきている
証左であろう。



さてと。
不肖アタクシ。
音楽。
本。
美術。
映画。
その他、
芸術全般。
ほとほと。
他人様をホメることに
飽き飽き。
疲れ果てましたの。


たまには
自分をホメようか。
が。
何一つ。
ホメられるようなことを
やってない。
ゆえに。
不可能。
ならば。
どなた様か。
ホメてくれないかしらん。


本日の節酒レポート。
焼酎お湯割り一杯。
グラス赤ワイン一杯。
缶チューハイ一本。
以上。