大野雄二トリオ+1@ダフネ

jazzydays2008-11-24

鎌倉。
小町通り
東洋食肉店の角を右折。
いつものカウンター。
隣には
いつものK御夫妻。
ステージには
いつものメンバー。
それでも。
このバンドの音楽は
毎回毎回が
一期一会だよ。


パーソネルは。
ピアノ、大野雄二。
ベース、俵山昌之。
パーカッション、横山達治
ドラムス、江藤良人(えとう・よしひと)。


大野雄二。
彼の演奏をこれまで
何十回(何百回?)となく
聴いてきたけれど。
本当に稀有な
コンポーザー/ピアニスト。
つくづく。
同時代に生きている
幸せを噛みしめる。


1st set は
ふだんより
しっとりと落ち着いた空気。
ガンガン鍵盤を叩きまくる
アグレッシブ大野!も魅力的だが、
大人のムード漂う
世界も味わい深い。



長年ダフネで聴いてきたがコレが初撮影。


2nd set は
気合い・気迫十分。
出ました!
待ってました!
炸裂!肘弾き!
この牽引力。
この集中力。

常人の範疇を
著しく逸脱している。
やっぱり。
間違って人間界に
生まれ落ちちゃったのね。
が、おかげで
我々は音楽の女神の
忠実なるしもべの
姿を目の前で
見ることができるのだ。
多謝。


横山達治
パーカッションは
要所要所で
神がかり的な
凄さを垣間見せる。
笑う人がいるかもしれないけど。
色っぽい男なのよ。
セクシーだわよ実に。
相変わらず
十年一日」な
MCネタで
客席を苦笑させるのも
御愛嬌。


ベーシスト俵山昌之。
今回は
「壊れる前に時間切れ」(本人談)
だったようだが、
時々刻々と
変化(へんげ)する
妖怪めいたプレイヤー。
最初の頃の印象が
ウソのよう。
愛すべき変人だよ。


そして。
御存知、江藤良人。
心優しき肉食動物。
昨夜はブラシが特筆モノ。
バネのごとき柔軟性。
当意即妙なリズム。
いつ聴いても
決して飽きさせないドラマー。


トリオの最新録音は
数日前に発売されたばかり。
かけたとたんに
即、ダフネのカウンターに
座ってる自分が甦る。


LUPIN THE THIRD “JAZZ” 「FOR LOVERS ONLY」

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