大野雄二&Lupintic Five@CottonClub

jazzydays2008-08-26

一体全体。
どういう難行苦行
何の修行だよ?
とりあえず。
俗界から涅槃への
中継地点よりレポート。


昨晩は。
久しぶりに赤じゅうたんを踏む。
無所属超タカ派幽霊議員として。
じゃなく。
丸の内コットンクラブにて。
大野雄二 & Lupintic Five
(ルパンティック・ファイブ)を聴く。


パーソネルは。
ピアノ&フェンダーローズ、
大野雄二。
トランペット、
松島啓之(まつしま・けいじ)。
テナー&ソプラノサックス、
鈴木央紹(すずき・ひさつぐ)。
エレキギター、和泉聡志。
エレキベース、俵山昌之。
ドラムス、江藤良人。


sweet lost night

sweet lost night


いつも鎌倉ダフネでの
大野LIVEで御一緒する
K御夫妻同伴。
私とノリが似ている
ペアを味方につけて
勇気百倍。千倍。
勇気凛凛。絶倫。


早くから並んだ甲斐あって、
ステージど真ん前の
テーブルに陣取った3人。
ビールで乾杯!
に始まり、
開演までに
ワインをボトル2本だぜ。


さあこれで。
我らが発するオーラは
ダフネにいる時と
全く同じ。
完全無欠のハイテンション。
わははははははははははは。


初日の1st stage というのに、
両手から
炎を吹くような熱演

を見せる大野御大。
さっすが。
「私のために」結成された
バンドだけのことはある。
1時間強という
短い(短すぎる!)時間の中、
濃厚な演奏を聴かせてくれた。


トランペッター松島啓之
この人は
いつなんどきも
「ブレがない」。
全身全霊。
LIVE に接して
ガッカリさせられた
ことは一度もない。
切れ味、
泣かせどころ、
スピード感、
すべてが私のツボ。


王子こと鈴木央紹。
今夜は久々に彼のソプラノを
聴けるのを楽しみにしていたのだが、
本人のエンジンがかかる前に
終演時刻を迎えちゃった感あり。
思わず。
客席で
「もっとイケる、
 もっとイケる、
 もっとイケる...」
と例の呪文
唱えておりやした。
ミューズが
憑依した時のアンタは
こんなもんじゃないよな!


エト〜&イズミの
「ロック魂」組

も大健闘していたが、
入れ替え制の公演では
いかんせん時間が少なすぎ。
このバンドでは、
完全に本領を発揮するには至らず、
見せ場が少ないのが無念。


そして!
お約束通り(?)
破綻、
崩壊、
ダム決壊、

してくれました。
今回はエレキ・ベースに
専念していた俵山昌之。
ステージ前方まで
一人で出てきちゃったよ、
と思う間もなく
フロアに降りて
歩き回りつつ爆演。


明日発売のニューアルバムから
披露された新曲は、
いずれも瀟洒で都会的な
メロディーなのだが、
日本人の集合無意識に
ダイレクトに響く
「大野DNA」
とでも呼ぶべき
力強い根幹に支えられている。
未来的。
なのに懐かしい。


それにしても。
コットンクラブの料理、
どれも鳥のエサ?
と泣きたくなるね。
少ない!
高い!

食い足りん!
キメ細やかな接客は
最高峰だが。


ちなみにK御夫妻は
その後、蕎麦を食べて
帰ったそうです。
私?
おーっほっほっほ。
ワンピース姿で
マイ縄張りへ直行だ。
そう。
あの。
関内駅南口、
ラブホ横の店。


ルパンティックな
ほてりを体内に
閉じ込めたまま、
今度はブルージー
骨太ロックの轟音を浴びる。
トリプルダイアモンド
@ストーミー・マンデーだよ。


パーソネルは。
不動の3人組。
ギター&ヴォーカル、
高橋マコト
ベース&ヴォーカル、
湯川トーベン。
ドラムス&ヴォーカル、
嶋田吉隆


到着したのは
2nd set が始まった直後。
「遅かったじゃん!
 心配してたよ」
シンプルでストレートな
嶋田吉隆
言葉が心にしみる。


彼がリードヴォーカルを取った
「スージーQ」では
すっくと一人
立ち上がって
モノ狂い踊り。
もちろん。
コットンクラブに
着て行ったワンピース姿でな。
「スージーQ」と言えば。
いつもこの作品を思い出す。


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原作はコンラッド



これぞ嶋田!な1枚だす。



オーナーkazukiさんが
用意してくれてた焼き菓子。
泣ける。ありがとう。



ブルース・シスターズ。


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今夜のゲスト出演者(ウソ)。
仕事帰りに寄り道した
ベーシストえぐちん。


いよいよ9月間近。
解脱へ向けて
別の修行に入りますの。
埋められたことのない
私道=坑道≠公道は
常に一方通行。
線路際に
燦めく
ケシ粒が見えるぜ。


いこか・もどろか [DVD]

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右上の画像は
近所の自販機にて。
朝のオレだか
昼のオレだか
夜のオレだか知らんが。
俺は俺だ。(from 「リチャード三世」)
keiko は keiko だ。
永遠に不滅だ。


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