PUNCH!&サブカルテット

jazzydays2008-05-06

謎のタイトルだよな。
ふはははははは。
どっちも知る人ぞ知る
音楽ユニット名ですのよ。
一昨晩、昨晩と。
疾風怒濤の馬車道2れんちゃん。
まずは。
上町63(かんまち63)にて
4ヶ月ぶりの
PUNCH!兄弟を聴く。
いやはや。
このユニット。
毎度聴くたびに。
唖然・呆然。
とてつもない技量を持った
二人のミュージシャンが
遊びゴコロ全開!でのぞむと
トンデモナイことになるワケよ。


パーソネルは。
テナーサックス&フルート、
岡淳(おか・まこと)。
ドラムス&拡声器、
江藤良人(えとう・よしひと)。
どっちも私にとって
大事な大事なアーティスト。


岡淳の太く低く尾骶骨に
響き渡るテナーは
エロさ爆発。
そして。
この人。
必ず聴衆に歌うことを
強要するんである。
笑わせられるわ、
歌わせられるわ、
ノドが乾いて
ついつい飲んじゃうわ、
声が嗄れるよ。
ったくもう。


御存知エト〜!の
ユンケル・ドラミングは
小さな店内を
床から天井まで
揺さぶりまくり。
もう何十回となく
演奏を聴いてきたけど、
一度として
退屈だったためしがない。
センス、
力量、
そして人間性
すべて三重丸!(三重県出身)。
本当に稀有なドラマーである。


客席もオールスター戦か?
ってな具合の充実メンツ。
今回のLIVEを企画した
ダイハードマン氏
(横浜のジャズ界で
 この人を知らなきゃモグリ)、
この夜のために
はるばる岐阜から日帰りで
訪れた超・有名ジャズファン、
岐阜のおっちゃん夫妻をはじめ、
絢爛豪華な顔ぶれで
それはそれは大にぎわい。


曲目は。
「Comin' Home Baby」
「Be-bop」
「ケ・セラ・セラ」
「St.Thomas」
「Stardust」
「Yesterdays」等の
スタンダードに
おなじみのオリジナル、
「Beat de ステテコ」
「パンチパーマちりちり」
「Na Na Na」、
アンコールは
「Watermelonman」で
店内大合唱。
一体どこですかココは。
見ようによっちゃ、
十分にシュールな光景だよな。
ああスゲかった。
悶絶した。


昨晩は。
KAMOME にてサブカルテット。
この店でしか聴けない
昭和のプロフェッショナル4人組。
パーソネルは。
ブルースハープ&ヴォーカル、
My soul brother、
H°こと今出宏°。
エレキ、和泉聡志。
エレキベース&各種効果音、
池田達也。
パーカッション、
伊達弦


ぐわあああああああ。
こ、これがまた。
のたうち回りたくなるほど
(実際のたうち回ってたが)
言語を絶する
神がかり名演であった。

GW半ばの店内はほぼ満席。
客が多けりゃ、
芸人は燃える。
一人一人に
天上界からナニかが
降り立ったような
凄まじい演奏。


これまで数え切れないほど聴いた
「Stormy Monday」や
伊勢佐木町ブルース」の
何と神々しいこと。
前者の演奏時、
H°はいつも
「I go to church」を
「I go to 神社」に
変えて歌うのだが。
昨晩はもはや。
KAMOME という店自体が
神社と化していた。


彼らのことを知らずに
店に立ち寄ったお客さんも
いっぱいいたんだが。
(おそらくは横浜見物の帰りに
 ジャズでも聴こうと...。)
ものすんごい熱演ぶりに
感銘を受けてか、
ほっとんど
途中退場しなかったもんな。


この夜の新ネタは。
西城秀樹の「ギャランドゥ」に
チャーの「気絶するほど悩ましい」。
どっちも楽屋でいきなり
天から「やれ!」との
啓示が降ってきたそうな。
んもう。
笑いすぎて
口が開けっ放しになるせいで、
歯茎が乾いて乾いて
口が閉じません。
かと思うと。
妙なツボを刺激されて
涙ぐんじまったり。


H°の素晴らしさは
その宗教チックな
音楽への献身度。
いつだって
魂を削って
演奏してる。
歌ってる。

さすがは My soul brother
(注: 彼は私の実の弟に瓜二つ)、
心根がキレイなんである。
底抜けの明るさの裏に
ほの見える暗さ。
永遠の少年
=プエル・エテルヌスの
現し身を見る思い。


昭和テイスト満載、
イズミのエレキは昨夜も
とどまるところを知らず。
私はサブカルテットにおける
彼の音色が一番好きだ。
おそらく。
最も「昭和色」が出てるから。
初遭遇したのが
このユニットだったから、
という理由もあろう。


爬虫類系のイイ男、
池田達也の超人テクは相変わらず。
この人。
黙ってりゃ、
渋いイケメンなのに。
爆笑ネタの仕込みに
余念がなく、
いつも必要以上
笑わせてくれる。
ありがとう。


そして。
神・神・神降臨!
だったよ。
伊達弦
ここまで憑依状態になっちゃった
彼を見たのは初めてかも。
とても。
言葉には置き換えられません。
置き換えられたとしたら。
それはミュージックでも
ビートでもありません。


客席には。
TORI STAR RECORDS 社長、
盗撮魔ZAKU氏、
水戸からやって来た
H°ファンのM嬢、
我ら「港町シスターズ」3名、
サブカル常連の皆々さん。
この夜もまたまた
オールスター勢揃い
でござんした。


はふー。
そんなこんなで(どんなだよ)、
まだまだ爆走続行。
そのかわり。
5月後半は死に絶えますの。
本日の画像は
妖怪ギタリストの足元。