寺山チルドレン

jazzydays2007-10-25

先頃。
野村秋介による
寺山修司批判の文章を
引用したばかりなのだが。
http://d.hatena.ne.jp/jazzydays/20071021
実のところ。
私は寺山に非常に多くを
負っている。
計り知れぬほど。


家出のすすめ (角川文庫)

家出のすすめ (角川文庫)


中学・高校生の頃。
彼が編纂していた
新書館の For Ladies シリーズに
詩(!)を投稿していたのがキッカケ。
本文を掲載してもらうには
至らなかったものの。
「第一次予選を通った
 詩人とイラストレーター」
の欄には、
毎回名前を掲載されていた。
それが励みだった。


今をときめく
ファンタジー評論家&
歌人&翻訳家、
井辻朱美は上記シリーズが
文筆家としてのデビューである。
今は亡き劇作家・岸田理生もしかり。
伊東杏里もそう。
不肖アタクシを含めるのは
いささか(=かなり)気が引けるが。
多感な時代をあの頃に送った
文学少女(?)たちの多くは
寺山チルドレン。


寺山修司少女詩集 (角川文庫)

寺山修司少女詩集 (角川文庫)


短命だったけれど。
寺山が編集していた
新書館発行の雑誌、
ペーパームーン』を
御記憶の方がいるかしら。
おそらくいないよな。
現代用語に翻訳するとしたら。
「乙女系サブカル雑誌」だよな。


でもね。
そんなこたぁ、
もう、どうでもいいや。
運命の糸が
つなげてくれる相手は
老若男女を問わず
必ず存在するし、
そうでないヤツに
時間を費やすのは徒労。


書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)


本日。
センター北の
お気に入り蕎麦屋にて
http://www.hamagen.jp/index.html
女三人昼酒(またかい!)を通じ、
つくづく思い知ったのであった。
宿命は変えられなくても
運命は変えられる。

と聞いたことがある。
だよな。
でなきゃ、
やってられんよ。
画像は寺山編纂による
記念すべき新書館
For Ladies シリーズ
「あなたの詩集」第一弾。