だ麺ず

基本的に麺類好きな私だが、例外もある。
それは夏の風物詩、そうめん&冷麦。
特に前者は、食っただけで
へなへなと夏バテしそうな予感。
やや麺が太い冷麦は、ちょっとだけマシ。
だが、似たようなもんだ。
唯一、そうめんをウマイと思ったのは、
奈良県桜井市で「にゅうめん」を食した時だけ。
あったかいツユに、ゆらゆらとそうめんが泳いでて、
上には椎茸と薄焼き玉子だったっけか?が
乗っかっていた。


冷麦がダメなのは。
幼い頃、お盆休みに両親の故郷・鹿児島で
親戚の家を巡り歩くと、
必ず、絶対、例外なく、
呪いのように、
冷麦と団子が出されるのである。
昼間に何軒も訪れると、
何杯も何杯も何杯も御馳走になる。
で。すっかり冷麦嫌いになってしまった。


さらに。
私は冷やし中華もダメである。
あの甘酸っぱさがいかん。
変人ジャズ・オヤジどもが妙な愛好会を
結成していたようだが、
全くもって理解しがたい。
まあ、したくもないけどよ。


つけ麺はイイのよ。ツユが甘くないから。
果物にサラダドレッシングがかかってるのとか、
パイナップルに炒飯を詰めたやつとか、
ピラフやドライカレーにレーズンが乗っかってるのとか、
イカに塩を振りかけたりするのが
私は絶対的に苦手である。
汁粉やぜんざいに、紫蘇の実も要らん!
甘辛の同居が許せんのだな。
全然、熱く語るような話じゃないが。
それにしても。
昨日今日と、全然、夏らしくないな。
ギラギラの夏はどこへ行った。
私を置き去りにして、秋にバトンタッチなんぞ
しやがると、バチが当たるぞよ。