淋しい才能

アタクシは男に「誕生日を忘れられる才能」保持者。
たまーに覚えていてくれる男もいたことはいたが、
何故かそういう人に限って、ロクでもないモノを
贈ってくれるんだよな。
紫と白の花ばかりでまとめられた超!地味な花束とか、
子供でもつけるのが恥ずかしいような
クローバー形のペンダントとか。
それから、ヨドバシカメラの袋に入ったまんまの
ネガフィルム用ファイル、ってのも
なーんとなく淋しかったな。
私が写真を撮るのが好き、と知って
選んでくれたのだろうけど。


「ぼくの美しい人だから(原題The White Palace)」
という映画を思い出す。

ぼくの美しい人だから [DVD]

ぼくの美しい人だから [DVD]

主人公は20代後半、妻を交通事故で失くした
エリートビジネスマン。
その彼が、ハンバーガーショップで働く
学もなければ品もないガサツな40代の女性と恋におちる。
二人のバックグラウンドはあまりにも異なるのだが、
お互いひかれあう気持ちは強力で、
恋は順調に進むかに見える。


彼女の部屋はいつもゴミだらけで、
電気を止められ、真っ暗闇なんてことも。
でも、そんな彼女を彼は真摯に愛してしまう。
ある日、彼女の家を訪れた彼が持参したプレゼントは
ハンディ掃除機。少しでも彼女の部屋がキレイになれば、
との心遣いからだったのだろうが、
彼女は毅然として、そのプレゼントを拒絶する。
「女の家を訪ねる時は、お花とかケーキを持ってくるものよ。」と。
すぐさま大きな花束を手に取って返した彼が通されたのは、
キレイに掃除され、見違えるように整理整頓された
彼女の部屋だった.......。

そう。実用的すぎるモノはロマンチックじゃないのだ。
ウィンドーショッピングで見かけて
「いいな、欲しいな」と思っても、
自腹を切るまでには至らない。
そんな品こそ、プレゼントにはふさわしい。


私が男性から贈られたいモノですか?
そうねぇ。
直接、肌にふれるモノが一番うれしいかな。
たとえば。

1.口紅(濃い目のローズorワインorレッド希望)
2.スカーフ(何枚あってもうれしい)
3.ボディローション(香水では匂いがキツすぎるから。
  貴方が私をハグした時、貴方が選んだ匂いが私の体から
  立ち上ったらイイでしょ?)


というわけで、私の誕生日は5/23です。
覚えていてくれる男性がいたら、あっぱれ!なのですが。
(以上、大晦日の繰り言でした!)