紙は死んだ

jazzydays2018-09-25

昔。
文庫と言ったら、
岩波、新潮、角川
ぐらいのもんだった。
中でも。
不肖キツネにとって
新潮文庫の影響は大きかった。
日本文学も海外文学も
当時は珠玉の名作揃い。
ドイツのレクラム、
フランスのリーヴル・ド・ポッシュ、
イギリスのハイネマンやペンギン、
等々と並べても
決してひけを取らない
ラインナップを誇っていた。


それと。
新潮文庫には独特の
匂いがあるんだよね。
目を閉じていても
他社の文庫とは違うとわかる。
紐の栞もイイ。
多感な時期を共に歩み、
育んでくれた新潮社を
これなる古ギツネ、
ずーっと愛してきた。
今もだ。


ゆえに。
こたびの休刊騒ぎは
まことに残念であり、
また情けなく思う。
声高なクレームに
やすやすと負けを
認めてしまったら、
悪しき前例を作ることに
なるではないか。
紙上でガチンコの
プロレスを延々繰り広げる
気概が欲しかった。


気に食わねえ紙媒体を
イチャモンつけて
潰してオッケーなら、
いっくらでも
対象はあるぞよ。
朝日新聞
毎日新聞
東京新聞
「神奈川新聞」はじめ、
AERA」とか
日刊ゲンダイ」とか
週刊金曜日」とか
通販生活」とかな。


さあて。
明朝はえらく早いんで
寝なくっちゃ。
明日から2泊3日、
今年3回目の名古屋。
晴れ女パワーが
少々低下気味につき、
天気が気がかりだが、
ともあれ行ってきまうす。