あおり上等!

日本のクラシックやジャズは
日本で正当に評価されていない。
芸術もブランドも
本邦の舶来好きは今に
始まったことではないけれど。
冷凍食品を解凍して
後生大事に
ありがたがるよりも、
今、生きているミュージシャンを
目の前で聴く。
合いの手を入れつつ、
あおりにあおる。
演奏の一部となる。
不満なら席を立つ。
帰る。
が長らく不肖キツネの
ポリシーであった。
おうよ。
あおり上等!


まあ。
それがあまりに高じて
燃え尽きたんだがな後年。
今は少しずつ、
少しずーつ、
リハビリの段階。
日本人のクラシックはね、
日本語に聴こえるんだよ。
呼吸、タメ、こぶし(?)が。
それは体内にしみこんだ
DNAのなせるワザか。
故・中村紘子氏が
中国オケのブラームス
遥かなる草原を
「見た」のにも似て。
要は。
日本人が日本人を
聴かずして誰が聴くよ?
ですわ。
前にも紹介した好著を置いて
おやすみーん。↓

戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ

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