根っこと共に

過去。
移住を真剣に考えた
場所は3ヶ所しかない。
ってか。
3ヶ所もあったのか。
香港、
イギリス、
名古屋。
が。
いまだに生まれ育った
横浜にいるし、
たぶん人生ラストまでそうだろう。
香港を巡る昨今の動きに
何も感じないはずもないが、
Twitterで安易に
コメントするのは
あえて避けてきた。


一度は住もうかと思った土地だ。
今や劣化激しい横浜の
中華街は昔っから
遊び場だったし、
そこで広東語も習ってたし、
香港に行けば買い物と外食程度なら、
ひとりでも大丈夫だったっけなー。
もう大半忘れたがね。


広東語は普通話
言われる標準語
(いわゆる北京語=広義の中国語)
とは発音が大幅に異なる。
方言の一種とは言え、
音オンリーなら外国語に近い。
文字は大陸の簡体字ではなく、
台湾と同じ繁体字だ。


そんでも。
習ったのは、
返還以前の香港が
それだけ、
それほど、
活気と魅力に
満ちあふれていたがゆえ。
結局。
返還後は
ただの一度も訪れていない。


急に嫌いになったワケではない。
が。
振り返れば、
名物だった啓徳空港
市街地スレスレ離陸&着陸が
見られなくなってから
(つまり返還以降)、
不思議と行く機会を
なくしたのよね。


おそらく。
それでよかったんだ。
香港にもイギリスにも
永住することなく、
これなる古ギツネの
一生はそう遠くない日に終わる。
それで大正解なんだ。
「アベガー!」な皆さんにも
言論と表現の自由がある日本。
それを独裁とか呼ぶ阿呆は
さっさと中共に抗議しろや。
文字通り命がけでな。
不肖キツネの根っこは
他でもないココにある。
八百万神々の国、
言霊の幸はふ国、
我らが日乃本と共に。