体内時計

気がつくと。
梅がほころんでいた。
寒い日が続いても
しっかり季節を察知し、
バッチリ花を咲かせる
体内時計に敬服するわ。
梅の里で知られる
近所の公園では、
先週末に早くも
梅祭りが開催された。
まだまだ満開には
日数がありそうなので、
当分は可憐な姿と
甘酸っぱい香りを
堪能できるよ。


年末から続いた
通院ラッシュも落ち着き、
ようやくスローダウン。
3ヶ月ぶりに
美容院にも行けた。
いつものように
カット&ヘアマニキュア。
色?
昭和の歩き巫女たる
不肖キツネ、
黒に決まっておろう。


腹立たしいこと、
不安なこと、
いっろいろあれど。
春の気配はありがたい。
体内を南国の血が流れる
これなるキツネ、
北国では生き延びられそうもない。
極寒よりは酷暑のほうが
まだ耐えられる。


寒暖に関係なく、
思想的に赤い
日本列島の最北端と
最南端には一度も
足を踏み入れたことがなく、
このまんま
人生終わっちまう公算大。
思想抜きの楽しい観光は
来世にゆずるとしよう。